ニューアル・ファーガソンとファリード・ザカイアの
討論をまとめた『リベラルvs.力の政治』という本を
読んだ。
ファーガソンは世界最高の知性と称されるハーバード
大学教授であり、ザカイアは米国を代表する気鋭の
ジャーナリストである。
わしはファーガソンの方に共感するが、彼が保守と
いう立場の者でもない。
反グローバリズムであり、リベラリズムの終焉を主張
している立場である。
この論争に欠けているのは、中国とは何なのかを洞察
する理論であり、保守という視点であり、インター・
ナショナリズムの新たな捉え方だろう。
それはわしが主張していることであり、1月22日発売の
「SPA!」『ゴーマニズム宣言』のマトリックスの章を
読めばあきらかになるはずだ。